現実味とは?/ セントラルファイナンス
[ 1553] 小寺信良の週刊「Electric Zooma!」
[引用サイト] http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040728/zooma164.htm
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家電業界では、昨年から徐々にオリンピックに向けていろいろなAV商品を投入すべく準備を進めてきたが、ここに来てフォーカスの中心を大画面テレビからレコーダに切り替えて来ているようだ。事情はいろいろ考えられるが、買う側に取ってみれば、まだ値段が高く、今後低価格化が進むと言われている大画面テレビよりも、価格低下が著しいレコーダから先に、というのが本音だろう。さらに今度のアテネオリンピックは、生放送の時間帯が夜中になるため、いくらHD放送でもリアルタイムではそうそう見られない、ということも、この傾向に拍車をかけているのかもしれない。 だが既にHD対応テレビを持っている人にとっては、ニセHD放送が横行している地上デジタルでもホンモノのHD放送を、と期待していることだろう。HD放送が録画できるレコーダの選択肢としてはD-VHSがあるが、現状のSDレコーダが一斉にディスクメディアに移行しつつある今、その選択には辛いものがある。 ディスクメディアでHD記録と言えば、もちろんアイ・オー・データのRec-POT……いやもう引っ張るのもこれぐらいにしよう、ソニーのBDレコーダ「BDZ-S77」が既に昨年4月に発売されている。だが、そのあとがなかなか続かない。ショーやイベントでは各社とも試作モデルを展示するものの、実際の製品化はいつなのか、長い間水面下で腹の探り合いといった感じであった。 フロントパネルは非常にシンプルで、斜めに切り落とされたような厚みのあるアルミ板から、黒いハーフミラーのブロックがせり出しており、ボタン類といえば、電源、ストップ、プレイ、イジェクトの4つしかない。下部のパネルを開けると、横一列にならんだコントロール系のボタンと外部入力コネクタ、B-CASカードスロットが現われる。 起動は結構遅く、電源を入れてから映像出力がモニターに出るまで、30秒弱かかる。ステータスディスプレイ表示はかなり大きめで、広い部屋で使うもの、といった前提を自ずから発しているようだ。ディスクをイジェクトすると、ディスプレイを覆っているアクリルパネルが下に沈み込み、トレイが出てくるといった演出が施されている。録画用メディアとしては、BDの1層/2層、DVD-RAM、DVD-Rが使用できる。パッケージメディアの再生はDVDビデオと音楽CDに対応する。 BDのディスクは、初期の頃は全面ケースに覆われたタイプしかなかったが、松下主導で上面が大きく開いたトレイタイプのものも現われた。本機ではどちらのディスクも使うことができる。 中味が簡単に取り外せるわけではないが、確かにトレイタイプのほうがほぼ天板の部材分まるまるいらないので、メディアコストは下げられそうな感じがする。またディスクのケースは、挿入口にフタまで付いて完全に密閉できるようになっているため、上が開いているからといってホコリに弱いということもなさそうだ。 背面に回ってみよう。まず目に付くのが、大型のファン2基だ。消費電力約60Wの電源ユニットもさることながら、内部チップの放熱も相当あるということだろう。だがこれも、また筐体の大きさも、まだBDに必要な回路が本格的に集積化されていないからで、普及の見通しが立てば、小型化・省電力化が進むことだろう。 搭載チューナは、地上波・BS・110度CSのデジタルと、地上アナログの4つ。このうちBSとCSは入力を兼用しているため、RF端子は合計3つだ。もちろん全部繋いでもいいのだが、地デジが入る人はわざわざアナログも繋ぐ必要はないだろう。地デジがまだの人はアナログのみ繋ぐことになる。いずれにしても、繋ぐ線は2系統で済む。 リモコンも見てみよう。BDとは言ってもラインナップ的にはDIGAの最上位モデルという位置づけであるので、リモコンの形状もDIGAのそれとよく似ている。ただし長さはかなり長く、1ドライブ機のためにドライブ選択ボタンがない代わりに、デジタル放送特有の青、赤、緑、黄の4色ボタンが追加されている。 番組表の新しい見せ方としては、表示のズームイン・アウトができるのは実用的だ。例えばデジタル放送では、1つの放送局が3チャンネル分にまたがっている。したがって従来のように1画面で3チャンネル程度の表示では、1つの放送局のスケジュールしか把握できないことになる。だが番組表ズームを使えば、最大9チャンネルまで同時に表示できるため、複雑になりがちなデジタル放送の放送スケジュールも、把握しやすくなる。ただ番組表の縦横移動に若干もたつきがあるところは、もう少し改善の余地があるだろう。 ジャンル検索では、各放送波にまたがった検索が可能だ。メインジャンル、サブジャンルも充実しており、特定ジャンルに強いCSの番組も含めて検索できるのは、なかなか強力。また人名検索も備えており、好きなタレントがある人には便利だろう。惜しいのは、ここまでの検索機能がありながら、やはり録画容量が限られているためか、おまかせ録画みたいな機能がないところだ。 「キーワード検索」は、自分で好きなものが入力できるというわけでもなく、お勧めのカテゴリから選んでいくというタイプのもので、趣旨としては若干ジャンル検索とダブる部分があるのかなという気もする。 予約録画の際には、デジタル放送ならではの機能を使うことができる。「時間変更追従」は、番組の放送時間が変更されたり延長されたりした場合に、自動的に追従する機能だ。アナログ放送のEPGでは番組表更新のタイミングが限られるため、なかなか実現が難しかった機能だが、うまくハマれば便利な機能だろう。 もう1つ「イベントリレー」も便利そうな機能だ。これは延長番組が他のチャンネルで放送されるときに、自動的にチャンネルを変更して録画を続行してくれる機能だ。あいにく筆者の試用期間中には、これらの機能が動作するところは確認できなかったが、高校野球やオリンピックなど、一日中放送しているようなものを追っかけて録画する際に重宝しそうだ。 またHD放送でもSDにダウンコンバートしながら、圧縮して録画することもできる。この方法であれば、BDディスクではなくDVD-RAMも利用できる。一方DVD-Rは、現在発売されているメディアがCPRMに対応していないので、もっぱらアナログ放送に対して使うことになるが、なんせ1ドライブだ。別メディアに録ってダビングすることもできないため、実際には使うチャンスはあまりないだろう。 試しににHD放送を各モードで記録してみた。BXPは、ダウンコンバートの絵としてはかなりいい。もちろんHDの解像度は望めないが、SDの画像としてみれば良質である。ただAUTO記録に対して時間的なメリットはあまり大きくない。XPは、BXPに比べれば輪郭のキレは劣るが、まずまず良好。ただ平坦な壁などでは、若干の色むらを感じるケースもある。 SPは、画質と録画時間を天秤にかければ、もっともリーズナブルなところだ。LPでは解像度が半減し、いかにも長時間モードといった感じ。EPではLPからさらに1段階落ち、縦の解像度も半分になるため、フレーム動画になる。 録画する番組に対しては、一応CMスキップ機能も使えるが、デジタル放送ではほとんどがステレオ放送なので、あまり役に立たない。なにか音声モード以外の方法でCM検知を実現しない限り、この機能は「アナログ時代の良き思い出」で終わってしまいそうである。またBDへの録画では、おっかけ再生やタイムワープなどの機能が使えない(DVD-RAMのみ可能)。そう言う意味では、録画中はまだディスクメディアとしてのメリットは発揮されていない。 録画番組を見るには、「プログラムナビ」を使う。番組リスト表示では、録画した番組が録画日順に並び、選択中のものは左に動画サムネイルが表示される。画像リスト表示では、大きめのサムネイルで1画面に6番組表示される。このサムネイルは、選択しても静止画のままだ。 本機には編集機能もある。ダビング機能はないのだが、不要部分を消去して整理すれば、その分録画容量が増えるため、まんざら意味がないわけではない。方法は2つあり、番組内にチャプタを設定したのちそのチャプタ部分を消去する方法、もう1つはタイトル分割したのち、不要なほうを消去するという方法だ。 ここではチャプタの作成を試してみよう。映像操作としては、早送り・早戻しが5段階、前後スローが5段階の他に、コマ送り・コマ戻しボタンも追加された。編集時のレスポンスは、まあ「普通」。すばらしく良いわけでもないが、新メディアのわりには実用上問題ないレベルにまとめている。 「チャプタ作成」では、間違って作ってしまったチャプタポイントをこの場でやり直す機能がないのは惜しい。この場合はいったんこのモードを抜けて、「チャプタ結合」を行なう必要がある。チャプタ一覧画面に戻ると、チャプタのサムネイル作成に少し待たされるが、消去などのレスポンスは悪くない。ただチャプタのサムネイルは動くわけではないので、削除するときに内容の確認ができない。 MPEG-2の再生環境はビデオカードや、ドライバ、OS、再生ソフトによって異なるため、掲載した動画の再生の保証はいたしかねます。また、編集部では再生環境についての個別のご質問にはお答えいたしかねますのでご了承下さい。 ※動作結果はあくまでチェックした個体での動作状況です。また、編集部では個別の動作状況についてお答えできません。ご了承ください。 史上初のBDレコーダ登場から約1年以上空いてしまったものの、DMR-E700BDは次世代の放送とレコーダの雛形を見せてくれたという点で、重要なマイルストーンとなる製品だろう。価格が30万円前後と、まだお買い得というほどの値頃感でもないが、それでもBDレコーダが、機能としても技術としても現実味を帯びてきたことは感じる。特にパナソニックでは、BDを別ブランドとして立ち上げるのではなく、あくまでもDIGAブランドの延長線上に据えたことからも、今後の低価格化に期待したいところだ。 今後の課題としては、やはり現状のハイブリッドレコーダのようにHDD録画→BD保存といった流れは必要だろう。使い勝手の面でも、動画サムネイルがないなど、HDが記録できるぶん、今のハイブリッドレコーダより機能的に劣る部分も残っている。さらにi.LINK端子による他機種とのリンクなど、コピーコントロール関係での課題が多い。この辺りに関しては、コピーワンスで本当に満足できる状況になるのか、不便なら不便とユーザーがしっかり声を上げる必要があるだろう。 新世代のメディアやレコーダ普及のもう1つのカギは、コンテンツにもある。誰でもホンモノのHD放送を見てしまえば、この画質がそのまま録画できる機材が欲しくなるだろう。だが現在のデジタル放送、特に地上デジタルは、HDと言いながらもその実態は、SDからのアップコンバートであったり、HD素材とSD素材を混在させて1本の番組にしたりといった状況にある。なかなか本来の画質が、ストレートに放送の魅力として繋がっていないのが現実だ。 アテネオリンピックでそんな状況が少しでも打破できれば、そしてオリンピック以降もその魅力を持続することができれば、新世代レコーダへのニーズも本格的に加速することだろう。 テレビ番組、CM、プロモーションビデオのテクニカルディレクターとして10数年のキャリアを持ち、「ややこしい話を簡単に、簡単な話をそのままに」をモットーに、ビデオ・オーディオとコンピュータのフィールドで幅広く執筆を行なう。性格は温厚かつ粘着質で、日常会話では主にボケ役。 |
[ 1554] 現実味帯びるモバイルADSL:ITpro
[引用サイト] http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/NBY/ITARTICLE/20031225/1/
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図3●アイピーモバイルの実験内容今は上野と平河町にある基地局とアンテナ,制御装置を使って実験している。部屋の中,人がパソコンを持って歩く,車で移動するといった形態を想定して,速度やストリーミングの再生状態を調べている。 制度の改正や審査基準の作成では,広く意見を募るパブリック・コメントを実施しなければならない。それぞれ1カ月以上かかるが,順調に進めば2004年中に制度・基準が整う。サービス開始は2005年になりそうだ。 TD-CDMAが注目される理由は,IPネットワークにアクセスするための無線インフラとして使いやすいことにある。携帯電話やPHSのシステムは,あくまでも携帯電話として使うことを前提としていたため,端末から基地局までの無線部分と,基地局から後ろのコア・ネットワーク部分をセットで設計する手法が採られていた。しかし,TD-CDMAの事業化にあたって総務省は,無線部分だけを取り出して事業化することを認めている。「特定のコア・ネットワークとの組み合わせで使うのではなく,無線部分だけを独立に使えるようにする考え」(総合通信基盤局電波部移動通信課の松井俊弘課長補佐)。つまり,IPネットワーク(例えばインターネット)への無線アクセス・サービスとしてTD-CDMA技術を使うことができる。 一つ目は上りと下りの速度を変えて非対称にできること。ADSL同様,下り速度を高速化したいインターネット・アクセスに向いた技術といえる。TD-CDMAで送るデータの1フレームは15のスロットに区切られている。下りの速度を高速化したいときは,下り向けに割り当てるスロットの数を増やせばいい(図2[拡大表示])。 二つ目が上りと下りの通信感度が同じであるため,送信パワーをコントロールしやすいこと。現在の携帯電話では端末と基地局の距離に応じて送信パワーを調節するため,基地局から電力制御信号を送っている。TD-CDMAは,下りの通信状況を見て端末側が送信パワーを調整でき,制御信号のやり取りを省ける。 三つ目が干渉キャンセラ技術を取り入れやすいこと。ユーザー同士の干渉を防いで特定のユーザーの信号を取り出す。TD-CDMAはスロットごとにノイズを取り除くため,FDD方式では実現が難しい技術も取り入れることができるという。 一方で,TD-CDMAはFDD方式では不要だった技術的な調整が必要になる。隣接する基地局間で上りと下りのスロット割り当てを変えた場合,ある基地局で上りの通信をしているときに隣の基地局の下りの通信に干渉をおよぼす恐れがあるのだ。このため,隣り合う基地局間で上りと下りの同期を取らねばならない。 実験では,遠隔地にあるサーバーとのやり取りやインターネットを介した通信,端末同士の通信時の通信速度を計測している。やり取りするデータには音声通話用のパケットやストリーミング・データも含まれている。今後は,基地局がつながる制御装置をまたぐような移動(ハンドオーバー)をする場合の通信状態も調べるという。SIPを使ったIP携帯電話の通話実験も予定している。この実験では,NTTコミュニケーションズのSIPサーバーを利用する予定という。 もっとも,当のNTTコミュニケーションズは音声通話に懐疑的な意見を述べている。「TD-CDMAは,無線LANによるホットスポット・サービスを補完する用途での適用を考えている。非対称通信での運用が予想されるので,データ通信には向くが,通話は厳しいのではないだろうか」(ユーザアクセス部の舩橋哲也担当部長)。 今後の事業化に目を向けると,事業者の数が気になる。必要なだけ銅線を敷設してもらえるADSL事業と違い,TD-CDMAは15MHzしかない帯域を分け合って使うことになるからだ。帯域幅は速度と密接な関係にあり,帯域幅が狭ければ最大速度は遅くなる。しかも,複数の事業者がそれぞれ鉄塔を立てて事業を展開すれば,ガードバンドと呼ぶ緩衝用の帯域を設ける必要が出てくる。 今のところ総務省は需給調整はしない考えだ。「需要に応じて事業者数を調整するといった需給調整はしない。ただし限りある周波数なので,多数の事業者が手を上げるならば,比較審査することになるだろう」(松井課長補佐)という。 TD-CDMAの生みの親である中川教授は「一つの鉄塔で,15MHz幅を目一杯使うのが一番いい」と助言する。帯域の効率利用を考えるなら,事業者ごとに帯域を割り当てずに,一つの共同事業体を作って帯域を漏れなく使った方がいい。だが,事業運営を考えると現実的でないことも明らかだ。TD-CDMAが新しい通信サービスとして開花するかどうかは,技術開発だけでなく,制度・政策の進め方にもかかっている。 野村総合研究所(千手インフォメーションセンター) コストメリットに優れた運用管理ツールの導入が監視サービスの展開を支える 松下電器産業 パナソニック システムソリューションズ社 かつてない高画質「メガピクセルカメラ」徹底解説 リサーチ・イン・モーション・ジャパン 使い勝手の良さと強固なセキュリティでモバイル・ワークスタイルを変革 製品&サービス・ディレクトリ業務アプリケーション設計開発OS/DB/ミドルウエアサーバー/ストレージ |著作権・リンクについて|個人情報保護方針/ネットにおける情報収集/個人情報の共同利用について|サイトマップ| |
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