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一角とは?/ セントラルファイナンス

[ 413] イッカク - Wikipedia
[引用サイト]  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%83%E3%82%AB%E3%82%AF

イッカクの雄の特徴は1本の非常に長い牙である。この牙は歯が変形したものである。イッカクの歯は上顎に2本の切歯があるのみであるが、雄では左側の切歯が長く伸びて牙となる。牙には左ねじ方向の螺旋状の溝がある。体長が4mから5mであるのに対し牙の長さは3m、重さは最大10kgに達することもある。雌は通常、牙を持たず、体長は雄に比べ50cm程度小さい。まれに2本の牙を有する雄(500頭に1頭程度)や長い牙を有する雌が存在する。
牙の役割については多くの議論が交わされてきた。以前は棲息地である北極海を被う氷に穴を開けるために発達しているという説や反響定位(エコーロケーション)のための器官であるという説などがあった。最近では牙は飾りであり、主な用途は雄の人気取りと優勢を誇示することであると考えられている。大きな牙を持つ雄は雌を魅了することができるようである。ゾウの牙と同様に、イッカクの牙は一旦折れてしまったら再び伸びることはない。
雄の体重は1.5tに達することがあるが、雌は1tに満たない。身体の大部分は青白い地に茶色の斑点模様であるが、首、頭部、胸びれや尾びれの縁などは黒い。年長の個体の模様は若い個体よりも明るい。
イッカクは俊敏で活動的な哺乳類であり、主な食料はタラの類の魚である。しかしながら、ある海域では餌としてイカを食べることに適応している。イッカクは5頭から10頭程度の群を作る。夏の間、いくつかの群が一緒に行動し同じ海岸へ集まることがある。繁殖期には雄同士が牙を使って争う。この争いは角を使って殺し合いをするのではなく、単に角の長さを競いあうということが近年分かってきた。強い(つまり角の立派な)雄は雌を多数従えたハレムと呼ばれる繁殖集団を形成する。
イッカクが見られる海域は北極海の北緯70度以北、大西洋側とロシア側である。多くはハドソン湾北部、ハドソン海峡、バフィン湾、グリーンランド東沖、グリーンランド北端から東経170度あたりの東ロシアにかけての帯状の海域(スヴァールバル諸島、ゼムリャフランツァヨシファ、セヴェルナヤ・ゼムリャ諸島など)などで見られる。目撃例の最北端はゼムリャフランツァヨシファの北、北緯85度である。大多数の個体が棲息している海域は、カナダの北やグリーンランドの西のフィヨルドや入り江であると推測されている。航空機を用いた調査により、生息数は約4万頭程度であるという結果が報告されている。海水中にいたであろう個体数を加算すると、全生息数は5万頭を超えるかもしれない。
イッカクは回遊する。夏の間は海岸近くの海域に移動する。冬が近づき海の凍結が始まると、海岸から離れて浮氷に覆われた海域に移動する。春になり浮氷の裂け目が広がる季節になると、再び海岸に近くに戻ってくる。
イヌイットによるイッカクの捕獲は法律で認められている。グリーンランドでは銛などを用いた伝統的な捕鯨が行われているが、カナダ北部では高速船と捕鯨用ライフルを用いた捕鯨も良く行われている。PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)などの動物保護団体はイッカクの捕鯨に対し長い間反対し続けている。
イッカクの棲む海域はヨーロッパの人々にとってはあまりにも北であったため、19世紀までは伝説の動物だった。イヌイットとの交易を通してのみ、イッカクの存在が伝わっていた。イヌイットの間ではある女性が銛にしがみついたまま海に引きずり込まれ、その後、女性はシロイルカにくるまれ、銛は牙となって、それがイッカクとなったという伝説が伝わっている。
ユニコーンの角は解毒作用があると考えられたため、中世ヨーロッパではユニコーンの角と偽ってイッカクの角が多数売買された。
江戸時代の日本にもオランダ商人を通じてイッカクの角はもたらされた。当時の百科事典である『和漢三才図会』(1712年)にてイッカクが紹介されている。

 

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